【OIRA】knee easy pants
¥49,500
【BRAND】
OIRA
【COLOR】
Pink
【SIZE】
サイズ表記 F
w 94 ※ドローコードで調節可能
股上 34
股下 69
わたり幅 32
裾幅 27
モデル身長 165cm
【MATERIAL】
Gauze Cotton 100%
(昔のデッドストック生地)
【CONDITION】
-
リファレンスは『無し』
いつも作るイージーパンツに変化を加え、膝と膝裏が飛び出たパンツ。
[制作前のアイデア文]
やはりメンズウェアの流行の主流はロンドンだなあと思うこの頃、そこから背を向けずパンツの膝下を変則的な形にしてみよう。
一度は誰もがしたことがありそうな「膝蓋腱(しつがいけん)反射」という膝下を軽く叩くと足が勝手にポンと上がるやつ。
楽しくてたまにやってしまう。
それを服にしたらと考えてみる。
collection 001/春と夏
私は頭を常に動かしておきたく、周囲で起こることをひっきりなしに分析したいたちで、同時に常に懐疑的で色々なことを理解・発見することを好みます。
私はモノを作る時にはいつも自己矛盾の微妙な線引き(それを虚実皮膜というのかもしれません) を見つめます。
自分の本質と好みが一致しないところも多く、一見あまり変わらないような2つの対象でもコンマ何mmズレれば好みから外れてしまいます。
一方で全く別のように見える2つの対象があったとき、本質的に近しいものを見つけると素直に良いなあと思ってしまいます。
つくづくめんどうな人間だなあと自覚しつつ、かといって毛頭反省せず、とにかく思案することが楽しいのです。
今回制作したコレクションでは、(形や背景は下記に)影響を受けた表現者2人・2つの映画を見比べ対比し自己のどの部分の琴線に触れ、フェティッシュをくすぐるのかを熟考しコレクションの中で弁証法のように自己否定と自己肯定を並べ、全体像として幅が広く・深くなるよう表現いたし ました。
・ニコ・ピロスマニ
(1862年-1918年) グルジア(現ジョージア)の画家。
その生涯において、画家としては看板画を描いて収入を得ることを生業とすることが多かった。
○「放浪の画家 ピロスマニ」1969年 監督:ゲオルギー・シェンゲラーヤ
・坂東玉三郎(五代目)
(1950年4月25-) 日本の歌舞伎役者(女形)、映画監督、演出家。
○「書かれた顔」1995年 監督:ダニエルシュミット
素朴派で民芸画家のピロスマニと、伝統芸能でいかにもプロフェッショナルな女形のエキスパートである五代目坂東玉三郎さん、この全く別の時間軸・空間を生きたおニ方ですが、この2つの両極性と完全な差異、は結構色んなところに当てはまることだなと思います。
私の衣服は手縫い部分が多く、でもテーラー程整っていなく、商店の洋装店のような心持ちと共に、クチュールの要素も詰め合わせていると自負しています。
それは恐れ多くも自分自身にもその両極性は少なかれ、あると感じています。
そして今回は2つのリネン生地をご用意しました。
両方とも尾州の方で昔のサンプルを掘り起こして織ってもらいました。
青色と黒色、青い鳥と黒い猫。
OIRA / 高橋 雄飛
"OIRA"の由来は、江戸弁の「私」という意味の「オイラ」をローマ字にしたもの。
映画、芸術、和洋折衷な文化など、様々な文脈をインスピレーション源とし、衣服に落とし込み、表現している。
デザイン、パターン、縫製を全て本人が手がけている。
ファッションブランドに留まらず、彫刻作品やポスター作品などを含む、一連のアート活動もしている。
※商品の発送につきまして
基本的に1〜3日以内に発送させていただきます。
定休日や臨時休業の場合は、
少し前後する可能性もありますので、
ご理解の程よろしくお願いいたします。